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天売・焼尻旅行 [徒然なるままに]

7月24日に羽幌町で行われた「オロロンライン全道マラソン大会」に彼女さんと一緒に参加してきました。
私は10kmの部、彼女さんは6kmの部に参加して無事、二人とも完走しました\(^o^)/

こちらの方は「Jognote」というサイトで詳しく書いてますので、お暇な方はどうぞ♪
「オロロンライン全道マラソン大会報告/Jogonote」

さて、せっかく羽幌まで来たのですから、そのまま帰るのはもったいない。
実は羽幌は「天売(てうり)島」と「焼尻(やぎしり)島」というふたつの離島へのフェリーが発着する町なのです。


大きな地図で見る

フェリーターミナルに車を置いて、いざ、乗船!
天気もよく、波もおだやかで最高の船旅!・・・・あれ?
ももこさん、ダウンしてます(;´∀`)
6kmの初マラソン完走で疲れたんだなぁ~と思ってたら、どうやら軽い船酔いだったそうで(^^ゞ
いや、ほとんど揺れてないんだけどなぁ・・・。
かなり船には弱いらしい・・・。
島のおみやげ屋さんが「今日みたいな日に酔う人なんていないさぁ~~」って言ってたけど、実はここにいたりする(^▽^;)

まずは焼尻港で下船。

日曜の午後に到着する船なので、数組しか降りてきません。
港には2~3台の観光タクシーが並んで待ってます。
そのうちの1台のおっちゃん(←この表現がぴったしな人なもんで^^;)が、
「どこに泊まるのさ~!」
「あ、磯乃屋さんです~」
「あぁ~、磯乃屋、来てないなぁ、いいぞ、乗ってけ~!」

え?え?いいの?タダで?(;´∀`)

おそるおそるワゴン車に乗り込むと、すぐに出発!
・・・・とりあえず、料金メーターは見当たらない(^▽^;)
「これからどうするのさ?」CIMG1091
「いえ、まだ決めてないですけど」
「観光タクシーとか貸し自転車とかあるから言えな~」
「あ、は~い(^^ゞ」
坂道を上って少しいくと目的のお宿「磯乃屋」さん前に。
パッパーン、とクラクションを鳴らして「お客だぞ~~」^^;
で、そのまま私たちを降ろしていっちゃいました・・・。

う~~ん・・・・・、なんかいいなぁ~~、こういうの♪

宿に荷物を置いて、とりあえず軽く4kmほど散策に。
6km走った後なのに、ももこさんも強くなったもんだなぁ~(^^)v

ちょっと町並みを歩いてから原生林の散策路に向かって急な上り坂を歩いていく。
と、ちょっとひっこんだ場所に建物があって・・・
よく見ると「OPEN」と窓に。その下にナイフとフォークのマーク。右の方の窓には「Cafe」の文字が。
もしかして喫茶店?やってるの?(^▽^;)

いっCIMG1041たん通り過ぎたものの、なんとなく後ろ髪をひかれて(後ろはまだ残ってます(^^)v)、そういえばずっとコーヒーを飲んでなかったし・・・。
ということで、おそるおそる(また?(^^ゞ)入ってみることに。

「こんにちは~~」
中には女性が一人。
「あのぉ、やってます?(^▽^;)」
「あらあら、はいはい、やってますよ~。暇だから掃除してたの、ちょっと待ってね~」
「奥の方が風が通って涼しいからどうぞ~~♪」

お話を聞くと、デザイナーさんらしいのですが、この焼尻が気に入って横浜から移り住んできたんだそうです。
とっても気さくで楽しい方です。
焼尻に寄ったら是非、行ってみてください。
コーヒーもとっても美味しかったですよ(^^)v

その後は原生林の中を散策。
オンコの森は、冬の雪の重みで高く伸びることができずに、横に広がるようにのびる不思議な枝ぶり。
クネクネと曲がりくねった不思議な形の「奇木」がたくさん。
原生林を抜けると突然広がる平原に、羊さんたちが。
そのまますぐに海沿いまで出て、この日は宿に帰ってきました。

宿に戻ったらちょうど夕食のお時間♪

CIMG1095さすが、海鮮料理がたっぷりです(^^)v
そして後から出てきたのが、この時期だけ、しかも漁があった時にだけサービスで出るという「ミニうに丼」!
すっご~い!うにだぁぁぁ\(^o^)/
思わず歓喜して宿のご主人に笑われました^^;
でもほんと、ぷりぷりしてめっちゃ美味しかったです♪

その後は宿のお風呂に入って、あとは疲れておやすみなさ~~い。
二人とも疲れてぐっすり・・・でした。
ほんとです、漂流人さん、つっこまないでね(^_^;)

良く朝は、ほんとは島一周ランとかも考えてたんです、私。
一周でもほぼ10kmというちいさな島ですしね。
でも、荷物を減らすのに車にシューズとかも置いてきてしまったし、帰りにまた200km近く運転しなきゃならないのでゆったりと過ごすことに。

8時半に朝食をいただき、9時過ぎに宿を出ました。

昼過ぎに天売島に向かうフェリーに乗るので、午前中はもう少し焼尻観光。
港で「貸し自転車」を借りて、原生林の中を走りそのまま島を縦断して反対側まで。
鷹の巣園地といい、高台なのでとても眺めが良かったです。
天売島も間近に見れました。

パノラマ写真

そして海岸沿いを回って帰ってきて、港で一息いれてから天売島行きフェリーに乗船。
この船はは高速船ということで、かなり速いです。
15分ほどで天売島に到着!
どっちかっていうと、こちらの方が町が大きい感じですね。

さて、この島の特徴は「海鳥に楽園」というくらい、たくさんのカモメやウミネコ、ウトウがいます。
また「オロロン」という名前の由来になっているオロロン鳥の繁殖地でもありますが・・・今は絶滅危惧種となっています・・・。

オロロン鳥に関しては、是非、このページをご覧下さい。

「オロロン鳥を守ってあげたい~ウミガラス保護支援サイト★SAVE ORORON」

いつかまた、たくさんのオロロン鳥が天売島に戻ってくるといいですね。

さてさて、私たちの天売島での滞在時間は約3時間。
まずは港近くにある食堂で昼食を。
その後、どうしようか・・・
事前調査(^_^;)の情報から、天売島は自転車での移動はけっこうキツイのです。
なのでこちらにはレンタバイクもあるんですね(スクーター)。
これが1台1時間で1,500円。
で、なんとレンタカーもあったりしまして、こちらは1時間3,300円。
それならバイク2台借りたのと変わらないし、バイクに乗りなれないももこさんが断崖絶壁に突っ込んでいくのも怖かったので(^_^;)、レンタカーを借りて島内一周へと。

走りだしてすぐに、後ろにパトカーがっ!(^_^;)
いえ、スピード違反とかしてませんって。たぶん、パトロールなんでしょうね。
なにせ島内一周道路はどこまでもほとんど一本道。
別に悪いことしてないけど、なんかいつまでも後ろにいられると気になります(^_^;)
ちょっと見晴らしの良い所で車を止められそうなところがあったので、さりげなく停車。
パトさんには先に行っていただきました(^_^;)

さて、3箇所ほどあるという絶景ポイント。
その一つ目に着くと、先ほどのパトさんも停まってるし(^_^;)

とりあえず、その横に停めて、展望台の方へと歩いていく。
なんか、周りの地面、たっくさんの穴があいてるんですよ・・・。
これCIMG1214はいったい・・・・
もしかして、中になんかいる?
それにしても半端な数じゃないけど・・・

と、そこへ展望台からお巡りさんが降りてきた。
こんにちは~と気さくに挨拶してくれて。
思わず「あのぉ、この穴ってなんかの巣なんですか?」って聞くと「今日は天売にお泊りですか?」と聞かれ(?)、「いえ、昨日、焼尻で泊まったので今日は夕方の便で帰ります」と。
すると「そうですかぁ・・・」と残念そうに言いながら・・・

「この穴には海鳥(ウトウ)の雛がいるんですよ」と言いながら制帽をおもむろに取るお巡りさん。
その頭をみて、(・_・")/\(・_・") ナ カ マ ! !と思った私(;´∀`)
そして何故か、その帽子の中から天売島のパンフレットがっ!(;´∀`)

で、写真などを見せながらいろいろと説明してくれました。
・・・・って、お巡りさんに観光ガイドをさせてしまう私っていったい\(;゜∇゜)/ヒヤアセモン☆

ともかく、この穴には一羽ずつの雛がいるんだそうです。
そして、その穴の数、およそ・・・30万個!!
ってことは30万羽の雛がいるってこと!ということは親はつがいですから、60万羽いるってこと!
昼間は親は海に出て食事をしてるんだそうです。
そして夕方くらいに雛に与える餌をくわえて一斉に帰ってくるんだそうです。
そう、60万羽の乱舞がみられる!ので、今夜は泊まるのかどうかを聞いたんだそうでうす。

8月終わりくらいだったかな?
そのころには雛たちも巣立ちますので、合計90万羽の乱舞!
「絶対に一度は生で見てほしいです」と、お巡りさん。

うん、いつかきっと見に来たいな。

CIMG1229別れ際に「これから先に行ったところの展望台では、展望台に降りていく道で目線をまっすぐ前方に向けると利尻島の利尻富士が今日は珍しく見れますよ、ちょっとかすみがかかって、かすかに・・ですが」
とまで情報を。
いやぁ、いいお巡りさんだなぁ。すっかり惚れました。
そしてそのお巡りさんの言う通り、しっかりと利尻富士を確認!(右の写真。わかるかな?)
かすみがかってたので、たぶん、言われなかったら気づかなかったと思う。
感謝です♪

他の景勝地も回って、ぴったり1時間で港に戻り、レンタカーを返却。

しばし港で休みながら羽幌に戻る最終便の船を待ちます。

そして船も到着。
そこへ、あのお巡りさんも登場。(どちらの島でも、船の発着時には必ずパトカーが来てましたね)
利尻富士、見れましたよ~♪と報告。
うれしそうでした(^^)v

船に乗り込みいよいよ出港。
最終便なので、港には蛍の光が(^_^;)
さよなら天売島!さよなら、頭が仲間のお巡りさんっ!(^▽^;)

楽しかった二日間の旅も終わりです。

しょうもない記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。

最後は紹介しきれなかった写真を少しスライドショーに(^^)v


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ぐるにゃ

なかなか味のある小旅行の様子(^^)
ウトウは親鳥が「ウトウ」と鳴くと雛が「ヤスカタ」と答えるのだとか・・
またお二人で、巣立ちのシーズンに見にこれたらいいですネ♪
ちょと気になったのが、
島なのに羊がいるって・・・なんか不思議デス~。

by ぐるにゃ (2011-07-27 22:16) 

TAKE

◆ぐるにゃさん
 はい、噛めば噛むほど味の出る旅でした(^^)v
なるほど~、親鳥と雛はそんな会話を!^^;
その答え方で見分けてるのかなぁ・・・
いや、ほら、30万個もある穴から自分の雛のいる穴を見分けるってすごいなぁ~と。

あ、羊さん。
実は焼尻は結構有名な超高級ラム肉の生産地。
そう、あの牧場の羊さんたちはジンギスカンへと・・・

羊さんに別れを告げる時に「元気でね~!次は食卓で会おう~!」って言ったら睨まれた気がしました\(;゜∇゜)/
でも私の口に入ることは・・・ないだろうなぁ・・・。

by TAKE (2011-07-28 20:11) 

漂流人

漂流人さんは突っ込まないけど、師匠がももこさんに突っ込んだんじゃないの~(;一_一)
いいな~ って何が!?
素晴らしい所ですね~
写真を撮りに行ってみたい~♪
by 漂流人 (2011-07-28 21:37) 

TAKE

◆漂流人さん
 とりあえず、お決まりのピピ~~!教育的指導!^^;
いつか是非!!
天売島の断崖絶壁も撮りごたえあると思いますよ~

by TAKE (2011-07-30 18:26) 

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